1988年03月25日発売

マンフレート・S・フリングス
マックス・シェーラーの倫理思想

深谷 昭三 訳
高見 保則 訳

A5判 箱入り上製カバー装  262頁
定価:本体2,700円+税
ISBN 4-7531-0138-X C0010
※箱は多少汚れあり。(中身は綺麗です)
※全国の書店からお取り寄せ出来ます。

本書はマックス・シェーラーの多才で包括的な思想の全体をアメリカの読者たちに紹介する目的で、シェーラーの根本思想をいくつかの主題に分け、それぞれの問題点を明らかにしながら、マックス・シェーラーが最後に意図して遂に完成することのできなかった「人間の学」の哲学的基礎づけ構築を浮き彫りにするように収斂されている。

【目次】

謝辞
第一章 序説
第二章 生命的-心的世界について
 心理-物理的存在者と精神的存在者との成層化
 ア・プリオリな経験、または現象学的経験
 人間の不十全な諸定義とそれらの起源
第三章 情緒的諸領域
 感情と情態感情
 実在と間-情緒的経験の諸類型
第四章 愛の秩序 (ordo amoris)
 愛の優位性
 価値の小宇宙
 偽りの愛、愛の種類、およびエロス的運命
第五章 ルサンチマン (Ressentiment)
 ルサンチマンの原初形式
 ルサンチマンの源泉としての無力
 価値錯誤と諸道徳の源泉としてのルサンヒマン、および諸価値のア・プリオリ
第六章 実質的価値倫理学
 価値倫理学の歴史的位置
 志向的感得における現象学的所与
 情緒的価値論・段階づけられた価値領域
 相対的価値、絶対的価値、ならびに道徳的価値。当為と人格の典型
第七章 人格としての人間
 「人格」の現象学
 人格領域と共同経験の類型
第八章 人間と神
 神の現象学的提示といわゆる神の存在証明
 宗教的諸作用の現象学
 人格と世界
 「キリスト教哲学」――偽造された幻想
第九章 知性と実在
 認識の諸基準、現象学、および科学
 実在は生命的抵抗である
 知識の存在論的意味と三類型の知識
第十章 調和の時代
 全人(Allmensch)
 東洋と西洋、および人間の衝動の知性に対する反乱
 世界主義的哲学、衝迫と精神、および哲学的人間学
 人格と「現存在」
原注
訳注
訳者あとがき
マンフレート・S・フリングスの業績目録
索引
 

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