1990年02月25日発売

ヘーゲルの実存思想研究

中山 愈 著

A5判 箱入り上製カバー装  510頁
定価:本体5,000円+税
ISBN 4-7531-0154-1 C0010
※箱は多少汚れあり。(中身は綺麗です)
※全国の書店からお取り寄せが出来ます。


「実存思想」の研究に新たに二つの論文、第二章の「死生観」、第三章の「実存のパトス」を追加したヘーゲル研究に欠かせない必読の書。

【目次】
第一章 実存の覚醒
 第一節 精神=実体=主体
 一 精神から主体へ
 二 人間=精神=自己意識
 第二節 夜の原像
 一 ペルンとフランクフルト時代
 二 イエナ時代
 三 現象学とそれ以後
 第三節 緊張の問題
 一 恐怖と希望
 二 「緊張」の用例
 三 解釈論
 四 実存と緊張
第二章 有限性の自覚
 第一節 有限性
 一 有限性
 二 死
 三 無常性
 四 「限界」の諸相
 五 有限と無限
 第二節 死生観
 一 死の形態論
 二 死の弁証法
 三 生死の戦い
 四 老いと死の受容
 第三節 不安の概念
 一 現象学以前
 二 『精神の現象学』の場合
 三 バンベルクから晩年まで
 四 「不安」の位置
 五 実存的不安
第三章 理性の問題
 第一節 理性の無力感
 一 奇蹟
 二 理性の自律
 三 道徳命令にともなう不安
 四 啓蒙的理性のむなしさ
 五 理性の狡智をめぐって
 六 レッシングとヘルダー
 第二節 狡智論
 一 ヘシオドス的狡智
 二 アリストテレス的狡智
 三 マンデヴィルとアダム・スミス
 四 狡智各論
 五 新しい観点
 第三節 実存のパトス
 一 パトス
 二 パトス論の展開
 三 人間と動物
 四 実存のパトス
第四章 苦悩の世界
 第一節 苦しみの論理と倫理
 一 人生と苦しみ
 二 無限なる苦しみ
 第二節 苦しみの場所
 一 別離と病気
 二 『精神の現象学』前後の塵労
 三 私生児ルードヴィヒ
 四 フリースとの戦い
 第三節 ヒポコンデリー
 一 問題の状況
 二 形態ならびに症状
 三 整理
 四 思想的意義
 第四節 孤独
 一 少年期から一八〇〇年まで
 二 一八〇〇年以後バンベルク期まで
 三 完成期
 第五節 悲劇と運命
 一 悲劇の周辺
 二 悲劇と運命のあいだ
 三 悲劇の典型
 四 運命の形態
 五 運命と実存的自由
第五章 個人性の問題
 第一節 歴史における個人の役割
 一 古代から近代へ
 二 個人発見の試み
 三 アトム論の考察
 四 ドイツへの眼・・・世界精神
 五 狡智の理論構造
 六 歴史再考
 七 個人の役割
 第二節 倫理における個人の位置
 一 自己目的としての個人
 二 倫理の担い手としての個人
 三 国家の根強さをささえる個人
 四 偶有性としての個人
第六章 社会と実存
 第一節 フリーメイソンリー・・・一つの社会意識
 一 フリーメイソンリー
 二 ヘーゲルに至るまでの発展
 三 ヘーゲルの先輩たち
 四 見えざる教会
 五 時代状況
 六 新しい宗教観
 第二節 自由と必然
 一 二つの視点と自由
 二 自由の自覚と形態
 三 人倫的自由
 四 自由と必然
 五 自由・必然からの人生訓
 第三節 福祉の思想
 一 カントの道徳
 二 カントからイエスへ
 三 心胸と行政の課題としての福祉
 四 幸福と福祉
 第四節 実存と媒介
 一 だれが抽象的に考えるか
 二 真理論・・・直接知と媒介知
 三 現実社会における媒介・・・主と僕
 四 媒介論議
 第五節 実存思想
 一 概念と実存
 二 「実存」とその背景
 三 実存と他者
 四 解釈論
 五 実存思想の生成
参考文献
あとがき
索引 
 

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