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   2004年03月05日発売

以文叢書 G
ジャン・ジュネ
身振りと内在平面

宇野 邦一 著

四六判 上製カバー装 280頁
定価:本体2,800円+税
ISBN 4-7531-0228-9 C0080 
『花のノートルダム』『薔薇の奇蹟』『ブレストの乱暴者』『泥棒日記』などでジュネは、悪や犯罪や同性愛の文学として読まれてきた。しかし永い執筆の空白を経て、パレスチナを舞台にした『恋する虜』の刊行とともに生涯を閉じた。
本書は、この空白のなかにあえて政治と文学の葛藤を読み込み、それをジュネ文学の〈身振り〉と〈内在平面〉として丁寧に分析していく。サルトル、バタイユ、デリダのジュネ論を大胆に更新していて、〈形式や秩序や領土の外にたえず自己を開いていく生はどのように可能か?〉という現代思想の緊急の問いに応える透明なエクリチュール。

【著者紹介】
宇野 邦一 (うの くにいち)
1948年松江市生まれ。京都大学文学部卒業後、パリ第8大学で学び、1980年博士論文を提出。現在、立教大学教授。現代フランス文学思想専攻。
著書:『ジュネの奇蹟』(94年、日本文芸社)
    『アルトー 思考と身体』(97年、白水社)
    『他者論序説』(00年、書肆山田)
    『ドゥルーズ 流動の哲学』(01年、講談社)
    『アメリカ・宗教・戦争』(03年、せりか書房)など、多数。

【目次】
ジュネと内在平面
 エクリチュールと内在平面
 エクリプセ
 襞の脅威
 声の分岐
 縦揺れ、混淆
 ピエタというイコン
 権力の平面
 絵画論と内在平面

ジュネの奇蹟
 ジュネの時間 序曲
 監獄と小説
 非歴史の歴史
 折り目、幻影、窪み
 文字への懐疑、始まりの波
 思考の警察
 黒い戦士
 ジュネの音楽
 ピエタ
 影絵芝居
 偶然
 大使と琺瑯
 野ばら
 ヘリオガバルス
 二つの演劇
 白と無政府
 みたされる砂漠

読みの軌跡
 ジュネと非権力
 犯罪舞踏そして世界地図
 最後の本
 煙と眼球
 霧と鏡像
 政治的なものの奇妙な「葬儀」

  ジャン・ジュネ年譜
  書誌
  『ジュネの奇蹟』あとがき
  後記
  初出一覧 
 

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