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  2004年07月30日発売

21世紀の戦争
「世界化」の憂鬱な顔

イグナシオ・ラモネ 著
井上 輝夫 訳

四六判 上製カバー装 272頁
定価:本体2,600円+税
ISBN 4-7531-0236-X C0031  
コソボに始まり、イラク戦争に至る今世紀の戦争の性格は、かつての植民地獲得時代のように、新しい征服の時代を想い起させます。かつては領土拡大の主な主体が国家であったのに対して、いま世界を支配しようとするのは複合企業体であり、民間の産業や金融グループです。本書は『ル。モンド・ディプロマティック』主幹イグナシオ・ラモネ氏が、戦争の背後にある地政学的変化を、冷静なジャーナリストのまなざしで、明快に論じます。
表層だけを追い求めるマスメディアを排し、透徹した現代性を示しています。今日の「世界化」を編み直すためのすぐれた洞察を与えてくれます。

【著者紹介】
イグナシオ・ラモネ (Ignacio Ramonet)
1943年スペイン生まれ。記号論・文化史(パリ)で博士号。1991年より「ル・モンド・ディプロマティック」紙社長、主幹。隔月「マニエール・ド・ボワール」主幹。パリ7大学(ドニ・ディドロ)教授。カルロス3世大学(マドリッド)ならびにペテルスブルグ大学(ロシア)客員教授。NGOアタック(Attac)創設、名誉会長。
著書:『目のチュウインガム』、『商人の犠牲者コミュニケーション』、『世界の新しい権力、支配者』、『混沌の地政学』、『コミュニケーションの専制』など多数。
日本語に翻訳されたものとして、本書以外に『マルコス ここは世界の片隅なのか――グローバリゼーションをめぐる対話』(現代企画室、2002年)がある。

【訳者紹介】
井上 輝夫 (いのうえ てるお)
1940年兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒、文学博士(ニース大学)、慶應義塾大学経済学部、総合政策学部教授を経て現在、中部大学人文学部教授。詩人。
著書:『Une Poetique de I'ivresse chez Charles Baudelatre』(フランス図書)、『聖シオメンの木菟――シリア、レバノン紀行』(国書刊行会)、『旅の薔薇窓』(書肆山田)、『夢と抒情と』(思潮社)、『秋に捧げる15の盃』(書肆山田)、『ユトリロと古きよきパリ』(共著、新潮社)、『メディアが変わる、知が変わる』(共著、有斐閣)など多数。
訳書:『流謫者ボードレール』(青銅社)、ギャラン版『千夜一夜物語』(国書刊行会)などがある。

【目次】
2001年9月11日――テロリズムに対する世界戦争
コソボ戦争と世界新秩序
中東――新たな100年戦争
世界化/反世界化――地球規模の社会戦争
危機に瀕するエコシステム――新しい恐怖と脅威
世界の新しい顔
世界を変えるために
〔付〕帝国対イラク
訳者あとがき
 

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