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  2008年06月12日発売

G8サミット体制とはなにか

栗原 康 著

四六判 並製カバー装 176頁
定価:本体1,600円+税
ISBN 978-4-7531-0262-4 C0010 
 世界中を貧困状況に陥れ、われわれの生を切り縮める“サミット体制”とは?

金融危機、食糧危機、環境危機・・・・・。さまざまな「危機」が叫ばれる現在、“世界を代表する”G8サミットの役割はますます重要度を増しているかにみえる。しかし、こうした「危機」自体が――自然に起こったというよりは――G8(主要国)によって作られ、G8によって煽動されてきた側面が強いことが話を複雑化する。本書では“サミット体制”という概念を用い、「危機」言説のもとで進行する“支配”の実体を、分かりやすく解説する。4本のコラムや文献案内も入った充実の内容!

【著者紹介】
栗原 康 (くりはら やすし)
1979年生まれ。ATTAC Japan で、G8サミットなどのグローバリゼーションの問題にとりくむ。現在、早稲田大学大学院政治学研究科所属。専門は、アナーキズム研究、労働運動史。
主要論文に、「第一次世界大戦後の社会運動とアナーキズム」(『早稲田政治公法研究』2004年6月)、「現代日本の非正規労働者像」(『情況』2005年10・11月合併号)。
翻訳に、デヴィッド・グレーバー「新しいアナキストたち」(『現代思想』2004年5月)、ヴェリティ・バーグマン「サンディカリズムからシアトルへ」(『生活経済政策』2006年6.7月号)などがある。

【目次】
はじめに
 洞爺湖サミットをきっかけに/ハイロゲンダム・サミット/ジェノヴァ、反サミット運動

第一章 世界政府 サミット
 サミットとは?/サミットで開かれる会合/非民主制/新自由主義/農業、公共サ  ービス/世界の貧困/労働の柔軟化/気候変動/戦争、テロ/人種主義、移民  政策/抗議運動
コラム 「世界の暴動@」チアパスの民衆蜂起

第二章 サミット体制の成立
 世界秩序の転換/サミット前史/新植民地主義/サミットの誕生/多国籍企業の  展開/第三世界の転換点/一九七〇年代、南からの挑戦/北の反動
コラム 「世界の暴動A」中国 反日デモ

第三章 第三世界の新自由主義
 新自由主義の先駆け チリ/第三世界の債務/債務危機(ボルガー・ショック)/サ ミット体制の強化(IMF、世界銀行、サミット)/構造調整政策(ショック療法)/構造 調整政策(構造改革)/ソマリアの飢餓/金融の自由化/アジア金融危機(タイの  バーツ暴落)/韓国 IMFの介入/サミットの対応/債務の削減
コラム 「世界の暴動B」 フランス暴動

第四章 G8諸国の新自由主義
 イギリス IMFの介入/サッチャリズム/国営企業の民営化/労働組合への攻撃  /金持ち大減税/防衛費の増加/日本の新自由主義/輸入農産物の自由化/  公共部門の民営化/規制緩和/労働の柔軟化/先進諸国とG8サミット
コラム 「世界の暴動C」 韓国人は怒っている

おわりに
サミット体制をもっとよく知るための文献案内
あとがき 
 

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