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  2009年10月29日発売

正戦と内戦
カール・シュミットの国際秩序思想

大竹 弘二 著

A5判 上製カバー装 528頁
定価:本体4,600円+税
ISBN 978-4-7531-0271-6 C0031 
20世紀政治哲学の巨人、カール・シュミットの最初期から晩年までの思想を完全網羅し、その挫折と可能性を導き出した渾身の力作。グローバリゼーションと民主主義の行き詰まりの時代にシュミットはいかにして蘇り、その像を変えるのか?右派・左派そして時代を問わず、政治的な言説の中で常に呼び起されるシュミットの思想の核には何があり、また彼は何と闘っていたのか?

「カール・シュミットを読むということは政治的なものをめぐる思考を磨くということだ。この書物はその読みをまさに世界的な水準と拡がりのもとで遂行している」

【著者紹介】
大竹 弘二 (おおたけ こうじ)
1974年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、南山大学外国語学部准教授。
訳書に、アレクサンダー・ガルシア・デュットマン『思惟の記憶 ハイデガーとアドルノについての試論』(月曜社、2009年)ほか。

【目次】
序論 普遍主義、現実主義、広域秩序

第一章 規範、フィクション、概念の政治 (一九一〇年〜一九三〇年代半ば)
 T.規範と決断
 U.フィクション主義から理念政治へ
 V.精神的従属の論理

第二章 国際連盟とヨーロッパ秩序 (一九二三年〜一九三八年)
 T.真の「連邦」の構築に向けて
 U.米ソのはざまの国際連盟
 V.国際法と戦争の意味変化

第三章 広域秩序構想 (一九三九年〜一九四五年)
 T.近代主権国家体制の終焉
 U.ドイツ・ライヒと広域秩序
 V.近代国際法の歴史的根源へ
 W.空間秩序喪失、あるいは歴史の加速

第四章 「歴史の終焉」と世界内戦 (一九四五年〜一九七〇年)
 T.歴史的一回性の弁証法
 U.歴史、神学、政治――加速者と抑止者
 V.〈歴史以後〉における国家の帰趨

第五章 パルチザンの時代 (一九六〇年代)
 T.二〇世紀における反逆者たち
 U.パルチザンの精神の誕生と没落
 V.利害関係ある第三者

第六章 権力の前室と合法的革命 (一九四五年〜一九八〇年半ば)
 T.公共性と秘密の弁証法
 U.権力者へのアクセスをめぐる闘争
 V.ボン共和国の「正常性」
 W.国家を超える政治

結語
あとがき
参考文献表
人名索引  
 

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