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  2010年03月12日発売

原子力都市

矢部 史郎 著

四六判 並製カバー装 192頁
定価:本体1,600円+税
ISBN 978-4-7531-0276-1 C0036 
本書に収められたエッセイは、2006年から2年間のあいだ、いくつかの土地を歩き書いたものだ。どんなところであれ、人が生きる土地には人の手が加えられていて、都市化されてきた歴史がある。都市の歴史はいくつかの時代が地層をなして折り重なっているものだろう。そして、歴史とは現在を基点にして遡っていくことでしか見えないものなのだとすれば、問題となるのは、現在という時代をどう規定しどのようなものとして捉えていくか、である。
「原子力都市」は、ひとつの仮説である。
「原子力都市」は、「鉄の時代」の次にあらわれる「原子の時代」の都市である。
原子力都市の新たな環境のなかで、人間の力はいまはまだ小さな犯罪や破壊活動に封じ込められている。だが、こうした小さなうごめきもいつかは、政治と文化をめぐる一般理論を生み出し、確かな意思を持つことになるだろう。この無数のうごめきがはらんでいる創造性を解き放つために、いま考えなければならない。

【著者紹介】
矢部 史郎 (やぶ しろう)
1971年生まれ。90年代からさまざまな名義で文章を発表し、社会運動の新たな思潮を形成した一人、高校を退学後、とび職、工員、書店員、バーテンなど職を転々としながら、独特の視点と文体で執筆活動を続けている。思想家。
著書に『愛と暴力の現代思想』(青土社、山の手緑との共著)、『無産大衆神髄』(河出書房新社、同)。
編著に『VOL lexicon』(以文社)がある。

【目次】
序/柏崎/(旧)上九一色村/呉/砂丘(演習)/京都/むつ/川口/日本ピラミッド/硫黄島/広島/両国/恐山/圏央道/藤里町/厚木/原子力都市と海賊/教育と都市について/あとがき 
 

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