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  2010年10月05日発売

脱構成的叛乱
吉本隆明、中上健次、ジャ・ジャンクー

友常 勉 著

四六判 上製カバー装 312頁
定価:本体3,200円+税
ISBN 978-4-7531-0282-2 C0010 
われわれ個々人の世界との〈異和〉は、いかにして〈抵抗〉となり〈叛乱〉となりうるのか?そして、民衆的な想像力の表現(=脱構成的叛乱)を、われわれはいかに感知し、再組織化しうるのか?吉本隆明の〈表出論〉や中上健次の〈文学的企て〉、ジャ・ジャンクーの〈映画=政治的実践〉の試行をとおして、その条件を精緻に追究した、民衆思想/芸術論の新たなる展開!

【著者紹介】
友常 勉 (ともつね つとむ)
1964年生まれ。日本思想史。厦門大学外文学院講師、東京外国語大学非常勤講師などを経て、現在、東京外国語大学国際日本研究センター講師。
著書に、『始原と反復―本居宣長における言葉という問題』(三元社)。
訳書に、李子雲・陳恵芬・成平『チャイナ・ガールの1世紀―女性たちの写真が語るもうひとつの中国史』(葉柳青と共訳、三元社)。

【目次】
序文
T.吉本隆明の表出=抵抗論
   表出と抵抗――吉本隆明〈表出〉論についての省察
   〈意志〉の思考―― 一九七八年、ミシェル・フーコーと吉本隆明の対話
   『論証と喩』――反転=革命の弁証法
U.中上健次と部落問題
   中上健次と戦後部落問題
   「路地」とポルノグラフィの生理学的政治
V.アジアの民衆表象
   アジア全体に現れている疲労という感覚
             ――賈樟柯(ジャ・ジャンクー)『長江哀歌』の映像言語
   震災経験の〈拡張〉に向けて
   街道の悪徒たち――『国道二〇号線』の空間論と習俗論
W.農民論
   ある想念の系譜――鹿島開発と柳町光男『さらば愛しき大地』
   一九三〇年代農村再編とリアリズム論争
             ――久保栄と伊藤貞助の作品を中心に
初出一覧
あとがき 
 

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