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   2011年08月11日発売

近代日本の中国認識
徳川期儒学から東亜協同体論まで

松本 三之介 著

四六判 並製カバー装 344頁
定価:本体3,500円+税
ISBN 978-4-7531-0291-4 C0021
           グローバル時代の〈他者理解〉のために
江戸期儒学から「帝国」日本の思想的帰結としての東亜協同体論まで、日中関係の精緻な思想研究の成果に立ち、グローバル時代の日本の国民的課題である〈他者理解〉の問題を照射した画期的思想史。 

☆ 書評 ☆ 「読売新聞・朝刊」2011年11月27日(日) 細谷雄一氏 評
☆ 書評 ☆ 「朝日新聞・朝刊」2011年09月18日(日) 柄谷行人氏 評 

【著者紹介】
松本 三之介 (まつもと さんのすけ)
1926年茨城県生まれ。1948年東京大学法学部卒業。現在、東京大学名誉教授。
著書
『天皇制国家と政治思想』(1969年、未来社)
『国学政治思想の研究』(1972年、未来社)
『日本政治思想史概論』(1975年、勁草書房)
『明治精神の構造』(1993年、岩波書店)
『明治思想における伝統と近代』(1996年、東京大学出版会)
『明治思想史 近代国家の創設から個の覚醒まで』(1996年、新曜社)
『吉野作造』(2008年、東京大学出版会)など。

【目次】
第一章 中華「帝国」と「皇国」
T 「亜細亜(アジア)」および「東洋」という呼称について
U 近世に本の儒学と中国
 1 徳川幕府と朱子学
 2 古学派の台頭と徂?学
 3 儒者たちの中国
V 国学者たちの中国観
W 華夷思想からの離脱
X アヘン戦争の思想的意味

第二章 「文明」の影で
T 明治前半期の中国認識――その三つの類型
 1 政治の視点から
 2 文化の視点から
 3 軍事の視点から
U 日清連帯論をめぐって
 1 日清提携の構想
 2 日清提携に批判的な議論
V 福沢諭吉の「脱亜論」について
W 中江兆民と中国

第三章 日清戦争と西洋列強の中国進出
T 日清戦争と中国認識
 1 日清戦争の背景
 2 新旧文明の衝突
 3 勝海舟と日清戦争
U 列強の帝国主義と中国
 1 分割の危機にあえぐ中国
 2 日清戦後の中国論
V 中国保全論
W 岡倉天心のアジア観

第四章 中国革命への視線と対応
T 辛亥革命と宮崎滔天
 1 宮崎滔天と孫文
 2 中国革命への道
 3 共和国の誕生をめぐって
U 北一輝『支那革命外史』について
 1 初期の国家論―『国体論及び純正社会主義』から
 2 中国革命への思想的立場
 3 「東洋的共和政」について
V 大正デモクラシーと中国(一)――吉野作造
 1 吉野作造にとっての中国
 2 初期の中国認識
 3 第三革命と新しい中国論の形成
 4 抗日運動への視線と「満蒙問題」
W 大正デモクラシーと中国(二)――石山湛山
 1 その思想的特色
 2 大日本主義との対決
 3 日本の対中政策について

第五章 「東亜協同体」論をめぐって
T 背景としての日中戦争
U 「東亜協同体論」の提唱――蝋山政道
V 東亜協同体論と新しい全体主義――三木清
W 東亜協同体と東アジアの統一性について
X 尾崎秀実の東亜新秩序論

終章 結び
T 蔑視の思想
U 正しい中国認識に向けて――「軽蔑する方法」の克服
V ヨーロッパ的世界との対決

参考文献 
 

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