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2012年01月30日発売

陰謀のスペクタクル
〈覚醒〉をめぐる映画論的考察

吉本 光宏 著

四六判 上製カバー装 288頁
定価:本体2,500円+税
ISBN 978-4-7531-0298-3 C0010 
              なぜ、陰謀論は消えないのか?

世界的な新自由主義政策の席巻のもと、その裏面として多くの陰謀論が蔓延る現在、陰謀論的な言説・作品の限界およびその可能性を原理的=映画論的に考察し、さまざまな形に姿を変えながら広まる「シニシズムの物語」の戦略を徹底的に読み砕く。映画・アメリカ・民主主義・市場への根源的分析から「闘争の時代」の幕開けを告げる、新しい時代の批評の誕生!

【著者紹介】
吉本 光宏 (よしもと みつひろ)
1961年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で博士号(テレビ・映画研究)、同大学サンディエゴ校で博士号(比較大学)を取得。ニューヨーク大学東アジア学科准教授を経て、現在、早稲田大学国際学術院教授。
著書にKurosawa:Film Studies and Japanese Cinema(Duke University Press,2000)。
『イメージの帝国/映画の終り』(以文社、2007年)。
マサオ・ミヨシとの共著に『抵抗の場へ――あらゆる境界を越えるためにマサオ・ミヨシ自らを語る』(洛北出版、2007年)。

【目次】
1.陰謀とイメージ
 陰謀論とはなにか
 イメージの陰謀
 冷戦と陰謀
 二元論の崩壊
 陰謀と市場
 市場の不可視性
 冷戦から新自由主義へ――陰謀論映画は何を隠蔽するのか
 陰謀論と覚醒

2.陰謀装置としての映画
 催眠術と覚醒体験
 映画と覚醒――アメリカン・ドリームの終焉
 陰謀と不気味なもの
 陰謀の空間
 監視空間と主体
 反復と覚醒
 覚醒という事件と映画の両義性

3.陰謀・メディア・民主主義
 自由・民主主義の矛盾
 フランク・キャプラと陰謀論映画
 議会制民主主義の限界
 金融危機とアメリカの狂気
 暗い時代
 仮面の告白
 「冷笑」でもなく「熱狂」でもなく

おわりに 「われわれ」はどこへ向かうのか 
 

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