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2012年03月09日発売

西洋をエンジン・テストする
キリスト教的制度空間とその分裂

ピエール・ルジャンドル 著
森元 庸介 訳

四六判 上製カバー装 208頁
定価:本体2,500円+税
ISBN 978-4-7531-0299-0 C0010 
        西洋を代表する知性、ルジャンドルの最新刊!

現代思想の最難関とされた「ドグマ人類学」を著者みずから明快に凝縮!
人類の根源にある〈法〉のメカニズムと西洋による世界支配の関係は?
グローバリゼーションのルーツにキリスト教の「分裂」があった。

自らが属する西洋社会を対象に「ドグマ人類学」を創設した著者が、その全成果を三つの講演に凝縮。「話す動物」としての人類の組織化原理から、隠された〈法〉のメカニズムを解明し、キリスト教の抱えた「分裂」が、効率性中心のグローバル支配の淵源にあることを明快に論証する。

【著者紹介】
ピエール・ルジャンドル (Pierre Legendre)
1930年、ノルマンディ生まれ。法制史家・精神分析家。1957年パリ大学法学部で博士号を取得。民間企業、ついで国連の派遣職員としてアフリカ諸国で活動したのち、リール大学、パリ10大学を経て、パリ第一大学教授と高等研究実習院研究主任を96年まで兼任。分析家としてはラカン派に属し、同派の解散以降はフリーランスとなる。中世法ならびにフランス近代行政史についての多数の研究を発表したのち、とくに70年以降、主体形成と規範性の関係を問いながら、西洋的制度世界の特異性と産業社会におけるその帰結を考察する作業を続けている。
既訳書に『ロルティ伍長の犯罪』(西谷修訳、人文書院、1998年)、『ドグマ人類学総説』(西谷修監訳、平凡社、2003年)、『西洋が西洋について見ないでいること』(森元庸介訳、以文社、2000年)、『真理の帝国』(西谷修訳・橋本一径訳、人文書院。2006年)、『ルキャンドルとの対話』(森元庸介訳、2010年)

【訳者紹介】
森元 庸介 (もりもと ようすけ)
1976年、大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。パリ西大学博士(人文学)。東京大学大学院教務補佐員。
訳書に、ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『ヴィーナスを開く』(宮下志朗と共訳、白水社、2002年)、『ニンファ・モデルナ』(平凡社、近刊)、ジャン=クロード・レーベンシュテイン『猫の音楽』(勁草書房、近刊)。

【目次】
序 ドグマ学という領野の統一性
A エンジン・テスト
B 新たなオルガノンを求めて  人類学的な問いかけの進展と西洋
C メランコリックな時間の物語
D 要塞的精神  文明の構成要素としての攻撃性

講演テクスト
第一講演 法律家よ、おまえは誰なのか
       法の系譜についてのインフォーマル・トーク
 附録   フランソワ・ジェニーからレイモン・サレイユへの書翰
第二講演 解釈という命法
第三講演 「世界の総体を鋳直す」
       西方キリスト教の普遍主義についての考察
       メランコリックな時間の物語
訳者あとがき 
 

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