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2012年04月23日発売

同一性の謎
知ることと主体の闇

ピエール・ルジャンドル 著
橋本 一径 訳

四六判 上製カバー装 128頁
定価:本体:2,200円+税
ISBN 978-4-7531-0301-0 C0010
                 私はなぜ私なのか?

人間自身の未知なる秘密を出発点に、科学や経済を陰で支える〈法〉のメカニズムを明るみに出し、西洋的制度の核心に迫る。
現代思想の要である「ドグマ人類学」の創始者が若者たちに向けて語る、格好の入門書。

☆ 書評 ☆ 「図書新聞」2012年05月 山城むつみ氏 評 

【著者紹介】
ピエール・ルジャンドル (Pierre Legendre)
1930年、ノルマンディー生まれ。法制史家・精神分析家。 1957年パリ大学法学部で博士号を取得。民間企業、ついで国連の派遣職員としてアフリカ諸国で活動したのち、リール大学、パリ第10大学を経て、パリ第一大学教授と高等研究実習院研究主任を96年まで兼任。分析家としてはラカン派に属し、同派の解散以降hフリーランスとなる。中世法ならびにフランス近代行政史についての多数の研究を発表したのち、とくに70年代以降、主体形成と規範性の関係を問いながら、西洋的制度世界の特異性と産業社会におけるその帰結を考察する作業をつづけている。
既訳書に『ロルティ伍長の犯罪』(人文書院・1998年)、『ドグマ人類学総説』(平凡社・2003年)、『西洋が西洋について見ないでいること』(以文社・2004年)、『真理の帝国』(人文書院・2006年)、『ルジャンドルとの対話』(みすず書房・2010年)、『西洋をエンジン・テストする』(以文社・2012年)。

【訳者紹介】
橋本 一径 (はしもと かずみち)
1974年、東京都生まれ。東京大学文学部思想文化学科(宗教学・宗教史学専修課程)卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。早稲田大学文学学術院准教授。専門は表象文化論。
著書に『指紋論―心霊主義から生体認証まで』(青土社・2010年)。
訳書にジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社・2006年)などがある。

【目次】
はじめに 意欲ある若者たちへ

向こう傷
科学と無知について若き学生たちに向けた講演
講演原稿

T 第一の方向
  鍵を握る問い
  近代的な科学のシステムの形成において、片隅に追いやられたのは何か?

U 第二の方向
  科学が自分のものにできなかったものの方へ
  主体についての知

応用編

T 自らを認識する
  文明の指標に関する西洋的な経験についての注記

U ユダヤ=ローマ=キリスト教のシナリオからの派生物
  国家の概念

V 理論的な広がり
  社会的モンタージュの言語的構造

イコノグラフィ
自らの保守者たる西洋
証左となる三つの図版

訳者あとがき
 

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