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2012年11月09日発売

フクシマの後で
破局・技術・民主主義

ジャン=リュック・ナンシー 著
渡名喜 庸哲 訳

四六判 上製カバー装  208頁
定価:本体2,400円+税
ISBN 978-4-7531-0306-5 C0010
「フクシマ」は、単に原子力エネルギーの使用をめぐる機能不全に還元されるものではない。それは、人間が制御できないまでに肥大化した技術的・社会的・経済的な相互依存の複雑性へと、人間、生物、物、あるいは「力」など、あらゆるものを交換可能なかたちで吸収してしまう〈一般的等価性〉という体制を原理とする文明ではないか?
本書は、旧来の文明の方法では覆いきれない〈構え〉を、技術・民主主義の根本的な再検討を通じて示した新たな文明論的布置を展開する。

☆ 書評 ☆ 〔図書新聞〕2013年01月19日(土) 森元斎氏 評
☆ 書評 ☆ 〔福島日報〕 千葉雅也氏 評
☆ 書評 ☆ 〔週刊金曜日〕2012年11月30日(金) 伊藤氏貴氏 評
☆ 書評 ☆ 〔週間読書人〕2012年11月23日(金) 西山雄二氏 評 

【著者紹介】
ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy)
1940年、ボルドー生まれ。ストラスブール大学名誉教授。
主著に、『無為の共同体』(以文社・2001年)、『共出現』(ジャン=クリストフ・バイイとの共著、松籟社・2002年)、『複数にして単数の存在』(松籟社・2005年)、『イメージの奥底で』(以文社・2006年)、『脱閉域:キリスト教の脱構築T』(現代企画室・2009年)、『限りある思考』(法政大学出版局・2011年)他、多数。

【訳者紹介】
渡名喜 庸哲 (となき ようてつ)
1980年、福島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。パリ第七大学社会科学部博士課程修了。博士(政治哲学)。日本学術振興会特別研究員を経て現在東洋大学国際哲学研究センター研究助手。
訳書に『ソドム:法哲学への銘』(共訳、月曜社・2010年)、『ポスト全体主義時代の民主主義』(共訳、青灯社・2011年)、『20世紀ユダヤ思想家:来るべきものの証人たち』第一巻〜第二巻(共訳、みすず書房・2011年)、『「エロス」:レヴィナスの小説?』(『現代思想』2012年3月臨時増刊号)ほか。

【目次】
序にかえて

T 破局の等価性―フクシマの後で

U 集積(ストリュクシオン)について

V 民主主義の実相
1.六八年―〇八年
2.合致しない民主主義
3.さらけ出された民主主義
4.民主主義の主体について
5.存在することの潜勢力
6.無限なものと共通のもの
7.計算不可能なものの分有
8.有限なものにおける無限
9.区別された政治
10.非等価性
11.無限なもののために形成された空間
12.プラクシス
13.実相

訳者解題
 

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