在庫はございません。 
重版検討中です。 
 
ブックサービス  あなたにお届け 大切な一冊
Honya Club.com
 

 1999年02月15日発売

ヘーゲル
人倫の体系

上妻 精 訳

四六判箱入り 上製カバー装 400頁
定価:本体4,369円+税
ISBN 4-7531-0176-2 C3010 
『法哲学』にいたるヘーゲルの社会倫理思想の最初の体系化。個人と社会および国家との関係を経済的、法的、政治的な側面から全体的な連関を追究する。

これはヘーゲルがイエナ時代の1802年冬から1803年春にかけての時期において執筆したと推定される草稿、最初にこの草稿に言及したローゼンクランツ以来、一般に『人倫の体系』と呼ばれている草稿の翻訳である。テクストとしては、ラッソン編集による哲学叢書版『ヘーゲルの政治・法哲学著作集』第二版に収載されたものを使用した。しかし、同時にゲーラー編集によるウルシュタイン版『ヘーゲルの初期政治体系』に収載のものを参照にした。この版はラッソン版第二版を基礎にしながら、これをラッソン版第一版、さらにラッソン版に先立つモラ版と比較するだけでなく、直接ベルリン国立図書館所蔵のヘーゲル草稿と照合することで校訂したものとして文献学的に貴重だからである。この意味ではラッソン版をテクストにしたのは、もっぱらこれが哲学叢書版として今日もっとも普及しているからにほかならない。目次はラッソンがヘーゲルの草稿を生かしながら補完して作成したものである。冒頭の内容目次と本文での見出しとの間に箇所によって若干の相違があるのも、ラッソン版をそのまま生かしたからである。索引はラッソン版のものを参照にしながら、訳者によって作成されたものである。この際、原語も付して原語訳語対照表を兼ねさせたが、内容を展開するヘーゲルの論理を示す語句など、索引に収載されたもの以外で重要と思われるものについては、別に原語訳語対照表を付して読者の便宜をはかったものである。

【訳者紹介】
上妻 精 (こうづま ただし)
1930年名古屋市生まれ。哲学研究者、東北大学名誉教授、1993年共立女子大学教授、同在職中に逝去。
共著:『ヘーゲル法の哲学』(有斐閣)
著書:『信仰と知 G.W.F.ヘーゲル』(岩波書店)ほか、多数。

【目次】
凡例
諸論
一 相関においてある絶対的人倫
A 自然の第一勢位、直観の下への概念の包摂
B 形式的なものにおける、乃至は相関における、無限性、観念性の第二勢位
 (a)直観の下への概念の包摂
 (b)概念の下への直観の包摂
 (c)aとbとが無差異となる勢位

二 否定的なもの、或いは自由、或いは犯罪

三 人倫
第一節 国家体制
T 静止態においてある、体系としての人倫
U 統治
A 絶対的統治
B 普遍的統治
 a 欲求の体系
 b 正義の体系
 c 訓育の体系
C 自由な統治

付録 『人倫の体系』続稿
訳注
解説
『人倫の体系』の内容と構造
参考文献
あとがき
原語訳語対照表
索引 
 

HOMEへ戻る