大谷能生のフランス革命
大谷 能生、門松宏明
現代の先端を駆け抜ける表現者たちと繰り広げた「フランス革命」の完全ドキュメント
近年、その多岐にわたる活動により注目を集める大谷能生が、2005年07月~2006年07月(パリ祭)までの1年間、渋谷のカルチャー情報発信地「UPLINK FACTORY」において毎回異なるジャンルのゲストを迎えるマンスリー・イベント『大谷能生のフランス革命』を行った。
本書では、パフォーマンスとトークによって構成された濃密なイベントの全編を豊富なテキストとヴィジュアルで徹底的に再構築する他、新進のエディター/ライター・門松宏明が目撃した各回の状況を伝えるドキュメント日誌を併録。巻末には、批評家の佐々木敦を迎えて一年間の歩みを振り返る「後書き鼎談」を収録。全方位的なジャンルを覆う、革命家たちが見据える新たな風景とは!?
「まだ読んでないけど、凄いに決まってる。」菊地成孔
目次
序
第1回 冨永昌敬(映画監督)
第2回 ばるぼら(ネットワーカー)
第3回 岡田利規(劇作家/演出家/小説家)
第4回 岸野雄一(スタディスト)
第5回 志人(誌人/降神MC)
第6回 宇波拓(音楽家)
第7回 RIOW ARAI(トラックメイカー/プロデューサー)
第8回 西島大介(マンガ家)
第9回 小川てつオ(アーティスト)・狩生健志(作曲家/ギタリスト/レコーディングエンジニア)・(音がバンド名)(サウンドパフォーマンスアーティスト)
第10回 杉田俊介(文芸批評家/介護労働者)
第11階 堀江敏幸(作家)
第12回 佐々木敦(批評家)
著者
大谷 能生(おおたに よしお)
1972年生まれ。批評家/音楽家。さまざまな媒体への執筆他、インディペンダント音楽シーンに深く関わる。著書に『貧しい音楽』(月曜社)、共著に『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』(メディア総合研究所)など。
門松 宏明(かどまつ ひろあき)
1975年生まれ。文筆家。菊地成孔・大谷能生著の『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』(メディア総合研究所)の「後書き対談」の司会進行役を務める。