フェルメールとスピノザ──〈永遠〉の公式
ジャン=クレ・マルタン(杉村昌昭 訳)
フェルメールが1668年に描いた『天文学者』のモデルはあのスピノザだった
不世出の画家・フェルメールと稀代の哲学者・スピノザとの出会い、そして〈永遠〉の創造。二人の秘められた関係、そしてその世界観の共通性に肉迫する。ジル・ドゥルーズの愛弟子であるジャン=クレ・マルタンが放つ、極上の思想サスペンス。
目次
序奏
公式1
公式2
公式3
間奏
公式4
公式5
間奏2
公式6
間奏3
公式7
公式8
秘められた関係
公式9
訳者あとがき
著者
ジャン=クレ・マルタン(Jean-Clet Martin)
1958年生まれ。フランスの哲学者、小説家。ドゥルーズ、ボルヘス、ファン・ゴッホ、アリストテレスを論じた著作などで知られる。日本語訳された書籍として『ドゥルーズ/変奏』(松籟社、1997年)、『物のまなざし―ファン・ゴッホ論』(大村書店、2000年)、『百人の哲学者 百の哲学』(河出書房新社、2010年)がある。
訳者
杉村 昌昭(すぎむら まさあき)
1945年生まれ。龍谷大学名誉教授。フランス文学・思想。著書に『分裂共生論―グローバル社会を越えて』(人文書院、2005年)など。訳書にフランソワ・ドス『ドゥルーズとガタリ―交差的評伝』(河出書房新社、2009年)、フェリックス・ガタリ『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー、2008年)ほか多数。