HAPAX II-1
特集=脱構成
HAPAX 編
新たな生と政治のための理論誌「HAPAX」が以文社から再スタート。近代を、そして社会を成立させてきた原理である「構成」に根底から否を突きつける「脱構成」とは何か? 世界的反乱の趨勢を掴みだすジョセップ・ラファネル・イ・オッラの初紹介ほか、アガンベン、不可視委員会、BLM、石牟礼道子などの議論を検証し、それをよりラディカルにするための翻訳と論考。現在のあらゆる議論を刷新する思想と政治の最前線。
目次
HAPAX「脱構成のために──五つの断片」
五井健太郎「脱構成という共通の地平──イ・オッラ「新たなパルチザンの形象」への導入」
ジョセップ・ラファネル・イ・オッラ(五井健太郎 訳)「パルチザンの新たな形象」
Hostis(HAPAX訳)「脱構成の時系列──未完の時系列」
イドリス・ロビンソン(高祖岩三郎 訳)「蜂起以後の人種的裏切り者、アイデンティティポリティクス、そして革命的地平」
イドリス・ロビンソン(HAPAX訳)「アメリカの荒地を文明化する」
気象観測協会「3・11 以降の絶滅と統治──非対称的コミュニズムのために」
髙山花子「石牟礼道子のポリティクス」
彫真悟「マテリアルな霊性、あるいは聖なるものたちのコミュニズム」
桐ヶ谷才冗「ベルクソニアン・アナーキズム宣言」
鼠研究会「平岡正明「犯罪=革命」論の脱構成的総括──神的な喜劇としての」