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黒人男性ジョージ・フロイドさんの白人警官による暴行死をきっかけに再燃した #BlackLivesMatter 運動は、瞬く間に世界中に共感の渦を巻き起こながら、アメリカ国内ではそれがさらに大きなうねりとなり、ついには事件の現場となったミネアポリス市が警察の解体を発表するまでに至りました。
今回の一連の「出来事」は、内外の大きな共感を背景に「突然起きたこと」という側面ももちろんなくはないのでしょうが、#BlackLivesMatter という(2013年に始まった)変革運動の確固たる信念と(新しい)組織化への意志がなければ到底達成されえなかったことである、ということを確認しておくことも非常に大事な作業になるのではないかと思います。
このたび掲載する #BlackLivesMatter 運動の創設者の1人であるパトリス・カラーズのインタビューは4年前の2016年に発表されたものですが、すでに今起きていることの「ヴィジョン」を(その困難や限界をみつめながらも)彼女(たち)がはっきりと持っていたことを窺い知ることができるかと思います。
このインタビュー記事を紹介してくださった酒井隆史さん、そして酒井さんとともに迅速に訳出してくださった市崎鈴夫さんに厚く御礼申し上げます。